『Gone Home』は英語で制作されたゲームですが、日本語ファイルを追加することでゲームを日本語でプレイすることができます(ゲームの購入方法は
こちらをご覧ください)。
私たちが制作した日本語ファイルは The Fullbright Company の
Localization (ローカライゼーション)ページからダウンロードすることができます。各国語のリストの中から「
Japanese」をクリックすると、ファイル(
gone_home_japanese_v-1-0)をダウンロードするためのウィンドウが開きます。

(この画像ではFirefoxをブラウザとして使用しています)
ダウンロードが終わったらファイルを解凍します。中には「
Journals」「
Subtitles」というふたつのフォルダと、「
Japanese_V.1.0」「
ReadMe」というふたつのテキストファイルが入っています。「ReadMe」の内容はこのサイトに書いてあることと大体同じです。日本語化には「ReadMe」以外のファイルを使用します。
ファイルをコピーする場所は『Gone Home』をインストールして
最初に起動した際に作成される「Localized」というフォルダの中にあります(
日本語ファイルをコピーする前にまず一度ゲームを起動し、それから終了してください)。
「Localized」フォルダの場所は以下のようになります。
「/」で区切られているフォルダの名前を順々にクリックしていくことで、「Localized」フォルダまでたどり着くことができます。
*フォルダを探す際には「ツール」の「フォルダオプション」>「表示」タブを開き、
「すべてのファイルとフォルダを表示する」が選択された状態にしてください。そうしないと必要なフォルダが表示されない場合があります。
Windows Vista/7: ユーザー(←基本的には「C」ドライブの中にあります)/<ユーザーの名前>/AppData/LocalLow/The Fullbright Company/Gone Home/Text/
Localized/
Windows XP: /Documents and Settings/<ユーザーの名前>/Local Settings/Application Data/The Fullbright Company/Gone Home/Text/
Localized/
Mac OSX: ~/Library/Caches/The Fullbright Company/Gone Home/Text/
Localized/
Linux: ~/.config/unity3d/The Fullbright Company/Gone Home/Text/
Localized/
「Localized」フォルダを開くことができたら、その中にも「
Journals」、「
Subtitles」というフォルダがあり、さらにEnglish.txtというテキストファイルが置いてあるのを確認できると思います。このフォルダの中に日本語用ファイルをコピーしていきます。

(この画像では Windows Vista を使用しています)
*問題ないことを確認していますが、念のためコピーを行う前にこの「Localized」フォルダのバックアップをどこかに控えておくことをお勧めします。
以下はファイルのコピー手順です:
1 ダウンロードしたファイルの中にある「Japanese_V.1.0.txt」をこのフォルダ(Localized)の中にコピーします。
2 ダウンロードしたファイルの中にある「Journals」フォルダを開き、入っているすべてのファイル(160個)を「Localized」フォルダの中にある「Journals」フォルダの中にコピーします(すでに英語版のファイルが160個入っているので、日本語ファイルの
コピー後にファイル数が320個になっていることを確認してください。ファイル数が320未満の場合は、すべての日本語ファイルがコピーされていない可能性があります)。
3 ダウンロードしたファイルの中にある「Subtitles」フォルダを開き、入っているすべてのファイル(94個)を「Localized」フォルダの中にある「Subtitles」フォルダの中にコピーします(すでに英語版のファイルが94個入っているので、日本語ファイルの
コピー後にファイル数が188個になっていることを確認してください。ファイル数が188未満の場合は、すべての日本語ファイルがコピーされていない可能性があります)。
以上で日本語化は終了です。またこのコピーにより英語版のデータが消えることはありませんので、日本語ファイルを入れたあとも、ゲーム内のオプションメニューから英語と日本語の好きなほうを選んでプレイすることができます。
ファイルのコピーが終わったら、ゲームを起動してみてください。
タイトル画面が表示されたら、画面中央下にある「Option」を選択します。
*表示されるメニューの中から「Language」を選択します。

*「Current Language」の右側にあるボックスをクリックし、「Japanese_V.1.0」を選択します。

*これでゲームは日本語になります。

「オーバーレイ・テキストの表示」にチェックを入れると、オブジェクトの説明文や文書などにかぶさる日本語が表示されるようになり、「字幕を表示」にチェックを入れると、音声が流れた際に日本語字幕が表示されます。完全に日本語でプレイされる場合は両方にチェックを入れてください。
それでは日本語版「Gone Home」をお楽しみください!
~日本語版をプレイする際の注意点~
[不具合が確認されている解像度]
・解像度を
「1360x765」に選択すると、画面が正常に表示されない現象を確認しています(こちらは英語版でも同じです)。
・解像度を
「1900x1200」に選択すると、
改行位置に不具合が発生する現象を確認しています。テキストが読みづらくなってしまったり見切れが発生することがありますので、可能であれば以下の推奨解像度の中のどれかを選んでプレイされることをお勧めいたします。
*この他に表示の不具合などを発見しましたら、お手数ですが gonehomej@gmail.com まで教えていただけると幸いです。
[推奨解像度]
・テストプレイでは
「1024X768」「1152x864」「1280X720」「1280x800」「1280x960」「1280x1024」「1360x768」「1440x900」「1600x900」「1680x1050」「1920x1080」の解像度で正常にプレイできることを確認しています。オプションに表示される解像度の選択肢は使用しているPC環境によって変わるため、これら以外の解像度が表示された場合、中には
字の改行位置がずれたりと、正常に表示されないものが含まれる可能性があります。どうぞご了承ください。
[発覚している日本語表示に関するバグ・不具合]
・ゲーム開始時に拡張機能の使用を選択すると、「
These modifiers result in a non-standard experience.Modifiers cannot be changed while in-game. (拡張機能を使うと通常とは異なるプレイを楽しめます。プレイ中にこのオプションを変更することはできません)」というテキストが英語のまま表示されます。こちらはシステムのバグによるもので、The Fullbright Companyの方にも解決策を探っていただきましたが、現状修正不可能ということになりました。日本語の対訳自体はすでに作成してファイル内に入ってお りますので、将来的にパッチなどがリリースされた際に、正常な日本語に置き換わる可能性があります。
・マウスやキーボード、ゲームパッドのボタン表記が「
Right mouse」「
left shift」など、英語表記となっています。こちらもシステムの構造上、残念ながら日本語化はできないということでした。
・オプション画面で「画質」選択を行う際に、選択項目が「
Fastest」 と英語で表示されたままになっています。こちらはクリックしてサブメニューを開き、その中に表示される項目のどれか「最低/低/中/高/最高」を選択すると日本語に戻るのですが、ゲームを再起動すると再び「Fastest」が表示されるようになっています。こちらもシステムUIのバグのため、現状では修正 不可能とのことです。
・玄関ホールにある
留守番電話を再生した際に、字幕が表示されない仕様となっています。こちらは英語 版でも同様の仕様となっており、日本のユーザーのためになんとか組み込むことはできないかとお願いしてみたのですが、このシーンに字幕を組み込む仕様がそもそもシステムに入っていないため現状は難しいということでした。この点に関しては開発者のスティーブさんも残念に思っており、「感情的な声のトーンでな んとか状況を察してもらえたら」と言っていました(この留守番電話のメッセージはストーリーにも関係するため、この点に関しては個人的にも一番残念だったところです)。